『あなたが生まれた日』 ナカノカオリ
映像作品『あなたが生まれた日』
ある日母は、自分が生まれたときのことを話しはじめた。
それは、彼女が生まれてすぐ、彼女の母は嫁いだ家を出てしまい、
一年間離れてくらしていたということを、
彼女がこの家に嫁いだ時に打ち明けられた、という内容だった。
はじめて聞く話だった。
母はよく「こどもは絶対離すなよと、私の母が言った言葉を胸に今まで生きてきた」という。
その言葉の深さをはじめて知った。
家族でも話していないことがある。
あなたが生まれた日、
あなたがこれから生きる世界はどんな風にあなたを迎えたのでしょうか。
その状況を知る人とそれを聞く本人。
誰でも手元のスマートフォンなどで作成できる作品です。
そのひとつのサンプルとしての映像作品。